少しずつ

 緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常が戻ってきたように思います。とは言え東京はまだ新規の感染者が後を絶ちません。これ以上の自粛は厳しく、医療体制も改善したことから、気を付けながら付き合っていくしかありませんね。

 今月からお稽古を再開しました。マスクを着用し、謡は対面になりますので、距離をとってのお稽古です。ずっと自粛していましたので、2~3カ月ぶりにお弟子さんと会うのがとても嬉しく、お弟子さんたちもお稽古の再開をとても喜んでくださっているのがまた嬉しく思いました。

 全国的に規制が緩和され、今週20日(土)の五雲会から公演も少しずつ再開されます。入場できる人数が定員の半分と制限されているのが苦しいところですが、とりあえずは再開できることを喜ぶべきかと思います。本来、能のような公演は、お客様は一つの方向を向いて座り、声を出すわけでもありませんので、マスクを着用すれば感染の可能性は極めて低いのですが。舞台上の感染対策も必要で、地謡は一列5人で、マスク風のものを身につけて謡います。先日行われた収録でも同様のものをつけて謡いました。お客さまから見るとどのように見えるのでしょうか・・・金沢で行われた収録では、アクリル板が用意されていて、地謡の間と、笛と小鼓の間に立てられました。隣の声も聞こえるのですが、やはり少し聞きづらいのと、自分の声が響いてしまい、少し謡いにくかったです。見た目はこちらの方がスマートな感じはしますね
https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20200607101.htm

 北陸は感染者ゼロが続き落ち着いています。公演も今月末から再開となります。さっそく、今月28日(日)の富山県宝生会春季能楽大会で「芦刈」、来月5日(日)の金沢能楽会定例能で「千手」を舞うことになっており、稽古に励んでいるところです。自粛明けで体がなまっている中でシテが続くので大変ですが、舞台に立てることを感謝して精いっぱい準備したいと思います。どちらもやはり入場の制限が行われますが、能楽堂に足をお運びいただけたら嬉しいです。

 宝生会では、コロナウイルスにより公演の中止が続いたこの機会にオンライン事業を整備し、「能LIFE オンライン」を開設しました。収録の形で行った公演の他、いろいろな動画の配信を行っております。私もいろいろな形で出演しておりますので、是非ご登録お願い致します。
http://www.hosho.or.jp/1778/

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