夜能「絵馬」について~後場
天照大神が岩戸にお隠れになると、
世の中は光を失い真っ暗になります
神々が岩戸の前で舞を舞い始めます
これが神楽の初めと言われます
天照大神は、神々の舞が気になって
岩戸を少し開いて覗き見ます
そのタイミングを見逃さず、
手力雄明神が岩戸に手をかけてこれを開き、
世界に光が戻ったのでした
このとき岩戸から光が放たれ
岩戸の前の神々の面を白く照らしたので
「面白い」という言葉ができたと言われます
能「絵馬」の後半では、
この天岩戸の神話が舞台で再現されます
前半、絵馬をかけた神殿が、
後半は天岩戸になります
この作り物は絵馬専用で、
扉が閉まるよう仕掛けがしてあり、
能の作り物の中でも凝った作りとなっています
ご来場お待ちしております

