夜能「絵馬」について~前場

大晦日の夜になると、
伊勢神宮の斎宮に人知れずかけられる絵馬

人々は神のお告げと考えました

白い絵馬がかけられていたら晴れが多く、
黒い絵馬がかかっていたら雨が多い

絵馬に描かれた馬の毛の色によってこのように判断し、
農作業の指針としたわけです

ある大晦日の夜、帝の臣下が伊勢神宮を訪れます
足音が聞こえて話しかけると今まさに絵馬をかけようとしているところでした
老翁は白い絵馬、老婆は黒い絵馬を持ち、
互いに自分の絵馬をかけようと主張しますが、
争っていても仕方がない、
今年は2つともかけようではないかと老翁が提案します
日は照り雨も降り、作物も豊かに実って万民が喜ぶであろう
そう言って老夫婦は白と黒の絵馬を並べてかけるのでした

今年1年、干ばつや洪水もなく、穀物が豊かに実る年となるように、
そのような願いがこの能には込められています

ご来場お待ちしております

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